電力のデジタルトランスフォーメーションDXとP2P取引
電力システム改革の真っ最中ですが、2019年は卒FIT(※1)元年でもあり、
業界では電力のプロシューマ―(※2)化、電力のデジタルトランスフォーメーション
(DX)の進展による新たな事業モデルも期待されています。
先日、資源エネルギー庁配下の経済産業省にて審議会が開催され、
現在の計量法(※3)との考え方、送配電網の利用、スマートメーターによる
電力の使用情報の活用について議論されています。
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/denryoku_platform/007.html
個人的には非常に有望な分野だと思いますが、日本の大手電力含め、海外でも
まだまだ、これといった事業モデルの構想が出てきていない状況かと思います。
※1:卒FIT・・・太陽光発電等の再生可能エネルギーのFIT制度の20年間の
買取期間が終了すること。20年間の買取期間が終了した後は、
新たに買取先の特定と必要な手続きが生じます。
※2:プロシューマ―・・・精算消費者のこと。自宅に太陽光発電設備を
設置した家庭は、太陽光で賄えない電気は送配電網から電気を購入しますが、
日中太陽光で発電した電気で余剰が生じた分は電力会社へ販売しており、
これまで消費者だった者が、生産者であり消費者になっています。
※3:電気量等の計量について、適切な計器による計量方法等が定められている
法律。